僕のライバルはだいたい僕だし。

インターネットでみためとうごきをクリエイティブする丸の内ボーイ

クラウドワークスはもはやクラウドではなく、100万円以上が雲になった話

クラウドソーシングではクラウドワークス、ランサーズがよく知られている。

はっきり言おう。

もはやクラウドではない。

もうこれだけでこれ以上書く必要感じられなくなってしまうが、どうしてそう思うのか書いていこう。

なんで行かなきゃいけないの?

クラウドソーシングだよね?週5出社希望? 何をおっしゃっているのかよくわかりません。

認識の相違を究極に小さくするために、1、2回は打ち合わせ、ぐらいはいいかなとは思うが、 それにしても出社してフルタイムで、かつ時間管理されるという要求があるのがどうもおかしい。

こういうのは特にシステム開発カテゴリを見てみればわかる。 応募すると、メッセージで返信がくるが、そのメッセージで初めて

「来週のxx日 xx時はご都合いかがでしょうか?もしよろしければxxxにあるオフィスにお越しいただけると幸いです」

といったことが分かる。

最初から募集要項に書いてください。

報酬が低すぎる

素直にコンビニでバイトしたほうがいいレベル。 あまりにも安売りしすぎて、将来が心配だし、そもそもその予算でしか出せないのであればだいたいうまくいかない。

トラブルが多すぎる

まわりでもトラブルにあったなど耳にする機会も増えたが、ここでは知られていることをわざわざ書く必要もないので省略する。

メインディッシュの100万円以上が雲になったうえに、20、30万消えた話をしよう。

初めて受注したとき、face-to-face で打ち合わせを要求され、そこらへんにあるようなファミレスで顔合わせをした。 その段階で要件が漏れないように、何度もしつこいぐらいヒアリングし、仕様としてつじつまが合うように打ち合わせながら要件を固めていった。 この段階ですでに、サーバー、ドメインなど別途用意していただくということで責任範囲も書面で双方が同意も完了している。

開発期間は2-3ヶ月で、最初の段階では良好な関係で着々と進めていたもの、いきなり雲行きが怪しくなってきた。

「これ来週xx日までに一度サーバーアップできますか?」

???

どういうことなのか聞いたところ、

助成金審査で窓口のひとに見せなくちゃいけないんだ」

助成金?聞いてないぞ。

チャットワークのログを最初から一字一句漏らさず読みなおしても助成金関連は出てこないし、助成金で検索してもまさに今発言したものしか結果に出てこない。パラレルワールドにでもはいったのか。

さすがに約束が違うので、その助成金なんちゃらに間に合わせることはまず無理があることを伝えた上で、先方より「一部でもよい」とのことなので本当に一部でよいのか念のため聞くも「とりあえず」な感じなので、僕としてもベストを尽くした上で、助成金なんちゃらの前日にサーバーにアプリケーションを配置した。

おそるおそるやってきた助成金なんちゃらの日。 よく考えれば、いきなり助成金の話をしてきたから本来であれば僕には関係のない話である。

スケジュール通りに開発を進めていたところ、お昼ぐらいにチャットワークに連絡が入ってきた。

「窓口の人に見せたけど『完成していない』と怒られたのだが、いつできるのか」

はあ?いや、僕は人を選んだこと以外は間違ってはいないはずだ。 スケジュールをみながら、感情出さないで冷静に説明するも先方のぶちまける文章の感情から察すると顔を真っ赤にしながらキーボード叩いているようなキーボードクラッシャーが想像できた。

僕は嫌な予感がした。 まさか助成金下りないと報酬支払う資金がないのか..と。

次回の助成金なんちゃらが来週xx日て言われても知らねえよ。 とはいえ、4日連続で寝ないで予定のスケジュールを前倒しする勢いで進めて、2回目の助成金なんちゃらの前日に再度サーバーに配置した。

「これなら大丈夫そうです!」

もう勘弁してくれと思いながらも一安心し、一回僕は寝た。

起きたあとが悪夢になるときが来た。

チャットワークに初めて長文が投下されていた。読んでいないけど、分かった。 あまりにも長文なので、要約するとこんな感じ。

助成金なんちゃらの審査が下りず、助成金関連の所属している弁護士に(僕の)業務不履行が認められ、契約の解除をアドバイスされ、報酬は支払うことはできない。あと、サーバー代、決済代行業者初期費用、ドメイン代および諸費用xxx,xxx円と、いままでマイルストーン払いしていたもの全額をxx月xx日までに以下の口座に入金しろ。これが守れなかったら裁判を起こす。」

その後にサーバーもいきなり解約され、何も見れない状態に。

意味がわかりません。

僕はその日のうちに弁護士に連絡して、チャットワークのログを最初から最後までテキストファイルに落とし、諸々書類なども固めて、弁護士に提出した。 数日後、返金及び支払には応じられない、むしろ先方が残りの分を支払えという内容証明がこちらの弁護士より先方に送られた。

その後僕はチャットワークには一切発言もしないで、毎日チェックしていた。

あれ?鉛筆マーク...? ※ 鉛筆マークはチャットワークの発言日時の横についていて、「編集された」ことを示すマークである

おかしいな、何か変わっているのかなと思い、弁護士に提出したチャットワークログと比較してみた。

金額が10万くらい増えてた。 しかも何の金額かも分からない。

訂正を告げる一言も添えられていなため、これは悪意を持った改ざんと判断し、すぐに弁護士にも改ざんされている部分を提出。 (この時点ではまだ内容証明は先方には到着していない)

その後日、またよくわからない10万円が増えていたので、事務的に弁護士に提出。 (この時点でもまだ内容証明は先方には到着していない)

これはおもしろいことになるな、と。

その後に、内容証明が到達したようです。 そこからなにも息を感じることなく、先方も完全に黙りはじめ、僕の弁護士はいろいろ動いて調査してくださった。

何よりも驚きだったのは、弁護士が助成金なんちゃらに問い合わせたところ「助成金なんちゃらでは所属弁護士は存在しないし、紹介もおこなっていない」という事実も判明し、先方が完全に終わるフラグが見えてきた。今度は、先方が付いてもいない弁護士をちらつかせて、返金および金銭を要求することは刑事法の詐欺罪にあたる可能性あるのでこのことについて説明を求めることも前回の内容証明に盛り込み、内容証明を送信。

そこから完全に黙り込んできたのと、そもそもおかしい要求を避けるという目的は達成したのであとは放置。

助成金下りなかった当日に先方が悪あがきしたのか、クラウドワークスにあることないこと言ったのか、クラウドワークスからも僕に対して「クラウドワークス外での金銭のやりとりは行わないでください」と注意を受けた。先方が金銭要求しているんだから僕じゃねえよバカと直接言いたいがこんなことに時間と指の無駄遣いすると負けた気がするしめんどくさいので、返信していない。

似たような事例はありそうなのだが、どうなんだろうか僕も知りたい。